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パンアメリカレーシングプロジェクト、全国デビュー

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H-D Hakata

HD博多では昨年末から「パンアメリカレーシングプロジェクト」を進めておりました。

皆様ご存知ハーレーのアドベンチャーバイク「PanAmerica」を
本国アメリカではレーサーに改造してレースしちゃっているらしく…

MOTO AMERICAというレースイベントの「スーパーフーリガンクラス」っていうクラスに出て活躍しているようで

Instagramでアッチのカッコいいパンアメリカレーサーの画像が流れてくるうちに…
 
『HD博多でもっとカッコいいの作ろう!』
 
でスタートしたのが昨年の8月。

パンアメリカをストリップにしてアレコレ検討しながら進めます。

ホイールが付くとそれっぽくなりますね

外装まできっちり仕上がったのは10月末でした…
 
いや〜メッチャカッコよくないですか!?(自画自賛・笑)

タケダによるシェイクダウンの様子。
かなり良い手応えでした。
 
非常にカッコいい
 
(アタリマエですが)ちゃんと走れることが確認できましたので、もう一つの重要なミッション

保安部品も付けられる条件で作っておりましたので、陸運局にて構造変更手続きを行い、ちゃんと公道で乗れるようになりました。
 
そして迎えた2024年、いよいよ全国デビューさせるべく我々が照準を定めたのは
 
「筑波ツーリストトロフィー」
 
です。
簡単に言うとアマチュアレーサーの甲子園的なイベント。
 
舞台としてはこれ以上のものはありません!

ライダーを確保し、今回はバイクだけ3月16日に新門司港から送りました。 

筑波サーキットに入ってから数回にわたるテスト走行でタイムも順調に縮まってきておりましたが、水曜日以降ずっと悪天候にて走ることができなくなり…
 
そのまま迎えたレース当日も予報よりも雨が長引いてしまい、予選の走行を回避することに決定。

ゆっくりとした午前となってしまいましたが、パドック内でのパンアメリカレーサーはなかなかの注目度でして、インスタのフォロワーさんや多くのレース関係者にも注目いただきたくさんのお声掛けいただきました。
 
ありがとうございました。

パンアメリカレーサーとパンアメリカの原型(笑)
 


そして

嘆願書にてファイナルもぶっつけ本番で行くことになりました。

HD博多タケダも現地入りしてサポートを行いました。

スターティンググリッドにて、右隣のバイクとまったく雰囲気が違うのがわかります(笑)
 
嘆願書での決勝出走なので最後列グリッドの10番手で周りはスーパーバイクだらけです。
 
スタート前チェックでは他のライダーからは心なしか冷ややかな視線(笑)、「そげんかとで出てから…ネタ?」みたいな??
予選走ってないから走ってるとこ見てない人がほとんどなので仕方ないですね〜
 
しかしながらこちらはまじ卍です(死語か?・笑)
 
2周のウォームアップラップが終わり、いよいよスタートです。
 

HD博多パンアメリカレーシングプロジェクトの実質的デビュー戦

オフィシャルが退避して…
 
シグナルが点灯し…

レッドシグナル消灯でスタート!!

この写真からもわかりますが、一台だけバイクの形やライディングポジションが異質ですね

10番グリッドからのスタートにもかかわらず1周目から3番手へジャンプアップ!

違うカテゴリーが紛れ込んでいるかのごとき光景、周囲のドゥカティやアプリリア、KTMといった錚々たるメンツを向こうに回しての激走です。

2周目はインフィールドで4番以下を引き離しながら3周目に突入
3周目もいい感じでバックストレート!!
 
今度は少し追いつかれる感じに見えたので、おかしいな?と思っていたところメインストレートに戻ってきたところでイン側をスロー走行しているのが目に入りました。
 
残念ながらクラッチが盛大に滑ってしまい惜しくもリタイヤとなってしまいました。
 
レースにタラればないので、次回にリベンジを誓いました。

パンアメリカのエンジン、車体の性能はとても素晴らしく、他社に全く引けを取らないと確信することができました。
路面状況が少し悪かったといえハーレーの速さを筑波サーキットという舞台で広めることができたのではないかと思います。
  
パンアメリカからあまりにも外観が変わっているので『とんでもないカネと手間がかかっている』と思われそうなのですが、このHD博多パンアメリカレーサーは
 
●エンジンはノーマル
●車体もノーマル
●フロントフォークやスイングアームもノーマル
 
なのです。
マフラーをノーマルに戻して保安部品つければ普通に街乗りできちゃう仕様なのです。
公道で走ってもこのバイク、(今風の言葉で言うと)「バチクソ面白い」です
 
サーキット走るかどうかは置いといて、このパンアメリカレーサーにご興味が湧いたと言う方はぜひタケダまでお問い合わせください 

「速いハーレーはかっこ良い」と再認識しました
 
以上、HD博多パンアメリカレーシングプロジェクトのデビューレースレポートでした。
 
今後もアチコチに持っていく予定ですので、ぜひご覧ください。